野菜不足と栄養摂取【2023年3月発行】



普段の生活で、できるだけ野菜を摂ろうとするのは良いことですし、弊社のお客さまはその意識も高い方々だろうと拝察いたします。
サプリメントとして摂取するのがお奨めです!という話は今回は置いといて、野菜の摂り方ひとつも、意外に頭を悩ませるものです。
温野菜と生野菜のどちらが良いか、というのも一長一短。生野菜はシャキシャキしていて食べるだけでも元気が出そうですが、その成分のほとんどは水分であり、そんなに多くは食べられないという現実があります。また、生野菜は消化吸収に時間がかかるので胃腸が弱っているときには無理しない方が良いと言われています。
その点、煮物や温野菜などは消化吸収も良く、水分が減る調理法なので食べられる量も多くなります。一方でビタミンB1、B2、Cは熱に弱く長時間加熱する料理では摂りにくくなりますし、これらは水に溶けだす性質がありますので、煮汁を捨てる調理方法だと意外に摂取できていないことがあります。
さらに、水に溶けにくい「脂溶性ビタミン」に分類されるビタミンA(カロテン)、D、E、Kなどは、油と一緒に食べるのが有効で、生野菜で食べるときにはノンオイルではないドレッシングが良いのですが、またその一方ではそのドレッシングのカロリーや塩分も気になる・・・これだ!という正解の摂取法はなかなか見つかりません。
人はさまざまな栄養を、多様な食べ方で体に摂り入れてきており、長い歴史の中で身体を作り上げてきました。高度な生き物なのでその作りも複雑。これだけやっておけば大丈夫だという答えは見つかりませんが、日々の暮らしの中で少しでもさまざまな食べ方を意識することが大切なように思います。
皆さまの忙しく多様な生活の中で、効率の良い栄養摂取ができますことを、そしてもちろん、その中で弊社の製品がお役に立つことを願っております。