
四十二歳の厄年を迎えたのがつい先日のように思いますが、いつの間にか時は過ぎ、私も赤いチャンチャンコを着る歳になりました。若い頃には、60歳といえば仕事を引退する年であり、悠々自適の人生を歩み始めるイメージでおりましたが、今や還暦といえどもまだまだ現役として活躍が求められる時代になっています。私もどうやら、今しばらく現役で走り続けることになりそうです。
ひとつの区切りの時でもありますので、同級生が集まって語り合うきっかけになることも楽しみにしています。前回の厄年(四十二歳)の頃には、同窓会を開こうと思っても携帯番号がわかる人も多くはなく、相変わらず住所を調べて手紙を送り、ひたすら返信を待つという大変な作業でした。今はスマートフォンでSNSグループを作れば同級生の繋がりで人を集め、すぐに連絡を取れる時代ですので、幹事を引き受け(やらされ)ても、かなり楽になりました。
同級生が皆、出雲大社のお膝元に生まれ育っているからでしょうか、厄払いのお祓いという古めかしい慣習にも関心が高く、多くの同級生が集まってくれそうです。中には45年ぶりに会えるかな?という人もいますので、果たしてどんな変わり果てた姿になっているのか(笑)、どのような会話ができるのか、想像するだけでもワクワクします。
還暦という言葉には、暦が一巡して生まれ変わる意味もあるそうですので、ここからまた人生を再出発するくらいの気持ちを、集まってくれた同級生たちと分かち合いたいと思っています。