先日、出雲市内の内科医院からYoutube動画でコラボレーションできないかとのお声がけをいただき、院長先生と対談をしました。
この中で、先生から食生活の変化と野菜不足についての質問があり、そこでお話ししたことを改めてお伝えしたいと思います。
今の日本人は野菜が不足していると言われていますが、それは生活環境の変化と関連していると考えています。
忙しい現代社会の中で、なかなか野菜が摂れないということはあるでしょう。そういうときに「野菜サラダを一皿足そう」ということもしばしばではないでしょうか。
これはもちろん良いことです。ただ、生野菜というのは大半が水分ですので、食べた量ほどには意外に栄養補給できていなかったりします。日本食には、もともと生野菜という文化がなく、野菜はおひたしや煮物にして食べて来ました。湯がいたり煮たりすることで水分が減り、多くの野菜を食やすくなります。これは「生野菜はダメ」ということではなく、そういう食生活の変化が野菜(の栄養)不足を招いているのではないかと思います。
また、コンビニエンスストアで売られているお惣菜を一品加えることもあるでしょう。これにもちょっとした落とし穴があり、大量に作られる食品加工の工程では、別々に調理したものを一つのパッケージにするケースがあります。その過程で、栄養やうま味が溶け出した煮汁が取り除かれてしまうことが考えられます。
ネガティブなお話をしたいわけではなく、普段はあまり意識しないことを改めて意識することで、栄養は効率よく摂れるようになると思います。皆さまのご健康にも関係することと思い、書かせていただきました。