私には有給休暇というものがありませんが、10年ぶりに連休を取って信州へスノーボードに行きます。出発は明後日ですが、時あたかも全国的な猛吹雪の予報。妻には「珍しく休みなんか取るから、雪が降る」と茶化されています。
こんな計画をしたのは、今年大学を卒業する一人息子が「一緒に行こう」と言ったからです。22歳の男子がそんなことを言うとは思わず、内心では狂喜乱舞の想いだったのですが「そうだなぁ、今年から就職するから最後にちょっと行ってみるか」などと言いながら、密かに宿探しを続けていました。
写真は10年前に息子がスノーボードを始めた頃のものです。この頃はもちろん私の方が上手かったので親の言うことを良く聞きましたが、今ではついて行くのも難しく、息子の成長と自身の衰えの相乗効果で、ものすごいスピードで追い越されて行くのがわかります。
彼も今春から社会人なので、おそらくこれが最後の雪山旅になると思います。彼が滑る背中を追いかけながら、息子のひとり立ちを実感することになるでしょう。付いて行こうと無茶をして怪我することだけは避けたいと思います。何せ、私には傷病休暇というものがありませんから。
