遅くなりましたが新年のご挨拶を申し上げます。2023年は卯年ですが、その中でも癸卯(みずのと・う)にあたるそうです。
「癸」という字は、並んで生えている草と東西南北を測る器具の形から出来ており「種子が計ることができるほどの大きさになり、新たな生長前の待機状態」という意味だそうです。さらに「卯」という字は「茂」という字が由来といわれ「春の訪れを感じる」という意味があり、また字の形が「左右に門が開いている様子」を連想させることから「冬の門が開き、飛び出る」という意味があると言われています。
これらのことから、今年は停滞した世の中に希望が芽吹き、これまでの努力が花開く助走の年であるとされているそうです。私は陰陽五行に詳しいわけでも傾倒しているわけでもありませんが、そのような背景があることを知るとなんとなく嬉くなりますし、やる気も出てくるものですね。ここ数年、農業では風水害にも遭いましたしコロナ禍の中ではさまざまな逆風もありました。今年こそは、これまで蓄積してきた研究やノウハウを活かした成果を出す年にしたいと思っていますし、癸卯という意味にふさわしい年になることを願っています。
そしてお客様お一人お一人にとって、美しい花が咲く年になりますよう、神々の国出雲からお祈りいたします。