学生に教えながら学ぶ【2022年10月発行】

ただ今、弊社にインターンシップで学生さんが2人来ています。

1人は島根県立農林大学校の2年生、多々納くん(写真左側)、もう1人は国立島根大学の3年生、岸さん(写真右側)で、それぞれ農業部門と事務部門で研修をしています。

研修生は毎年受け入れていますが、期間中に何を学んでもらうのか、具体的な内容を決めるのが毎回大変です。

1~2週間というのは短いようで長い期間。「仕事を体験する」だけでは本人の財産にならないでしょうし、かと言って個別の研修プログラムもなかなか組めません。

悩みながらも、基本としているスタイルは「夢を具体化するプレゼンテーション」で、研修中に夢を叶えるためのスケジュールや事業計画などを作り、最終日に発表するというものです。

例えば農業経済を学ぶ岸さんは、「メロンの観光農園を作る」という夢を具体化するための事業計画を作成しています。

最終日の発表に向けて、若手社員の十河(写真中央)が、売上計画や経費の中身をああでもないこうでもないと面倒見良くアドバイスしています。今週末の発表会では弊社スタッフ全員が聴き、意見やアイデア、応援メッセージなどを伝えます。

若者の、若者らしい感性や夢、そしてそれを伝えようとする姿には、感動しますし応援したくなります。また、短期間で成長する若者の姿を見るのはとても良い刺激になります。

インターンシップを積極的に受け入れているのは、こういった普段の仕事にはない経験ができる喜びもあるからです。

学生さんにとって得るものがある期間にするのは当然ですが、受け入れるスタッフや私にとっても、やる気や刺激に繋がるこの時間が、毎年楽しみです。